お年寄りや身体障害者用のバリアフリー住宅は、簡単なようで意外と難しいもの。段差といっても健常者には分からないケースもあり、微妙な調整が必要とか。この住宅は、息子さんが障害者のため、車椅子でどこへでも行ける住宅を希望。車を降りてから、自宅に入るまで、すべてをスロープで段差のない通路として仕上げました。 要望されたのは、『駐車場から家の中まで、完全に段差をなくした家づくり』でした。
そして、家の中でも敷居などの段差を極力取り払い 、大き目の引き戸を多用し、 要所要所には手すりをつけて、バリアフリーの住宅として完成させました。

▲家の中は段差をなくしました	▲玄関にもスロープ （取り外し可能）、 車椅子のまま段差を超えて家に入れます
▲家の中は広めの廊下と手すりを要所に 取付け、引き戸は取手もおおきくしました	▲ 駐車場からの通路 （インターロッキングブロック貼り）、 段差がないのはもちろん、緩やかなスロープで。手前はコンクリート打設前